人生の7割5分はヒートテック
ヒートテックを着るべきと、夜ベランダに出た時に感じた。
涼しさが肌寒さに変わったとき、人はヒートテックを着る。そうやって太古から生き延びてきたから。
私が持っているヒートテックは「ヒートテック極暖」1種類のみで、金銭的に余裕があるいまもずっと変わらない。
とにかく寒いのが嫌いなので、ちょっとでも寒さを感じたら即極暖を着る。それで丁度いい。
この時点で極暖を着たら、冬どうするのか?そんなのシャツを着て厚手のニットを着たうえに防風機能があるダウンジャケットを羽織るんだろうが。当たり前のことを聞くなバカタレが。
長い長いヒートテックの季節が始まる。今年は半袖の人がちらほら出てくる5月末まで着ていたので、たぶん8ヶ月くらい。
私はヒートテックに75%、エアリズムに25%の人生を預けている。おそらくきっと、これからもずっと。
相浦くんが負けた日
小学生時代の友人に、相浦(あいうら)君という人がいた。
4月上旬、学年が上がったばかりの彼はいつも教室の左前の席に座っていた。
7月下旬、1学期を終えた彼はいつもクラスの誰よりも早く通知表を受け取った。
そう、彼はその苗字から、50音順で名前を並べる出席番号制度において、常に先頭に位置していたのだ。
「あ」「い」「う」の三文字が美しく並んだ彼の苗字は、他の追随を決して許さなかった。
足立さんや明石くんなどの、一般的には「出席番号エリート」呼ばれる人々も、彼にとっては渡辺くんと大差ない存在だった。
美容室で「あ」から始まる苗字を持つ担当の方が「私、出席番号ずっと一番だったんですよ~」という話をしている時も、私の心は完全に凪であった。
適当な相槌を打ちながら、私は内心薄ら笑いすら浮かべていたように思う。「お前それ、相浦くんの前でも同じこと言えんの?ww」
そんな相浦くんを、私にとって心の拠り所であり、畏怖の念をもって崇めていた彼を上回る存在が、本日私の前に現れた。
彼の名は、愛内(あいうち)くん。
軽々しく名前を口にすることすら憚られるその御方は、相浦くんをいとも容易く玉座から蹴落とした。
30年弱破られることのなかった難攻不落の城、幾重もの防衛を成功させた最強のチャンピオンが、初めて破られた瞬間だった。
私は小市民の一人として、このことを後世へ残さねばならないと強烈に感じた。
それが私のような、出席番号7~15番程度の凡夫に与えられた唯一の仕事であり、また為すべきことなのだ。
これから私は、愛内くんを信仰して生きていくことになるだろう。
薄情だと思われるかもしれないが、私のような弱きものはそうやっておめおめと生涯を全うするほかないのだ。
ダッッッッ!!!!!!!!!
水曜日!ダラっしゃあい!オラァ!
荒ぶっているのは他でもない。スマブラをしたからだ。スマブラをすると人は荒ぶる。
お互いに1本ずつ取り合ったガノンドロフを3戦目ボコボコにしたら切断された。切断するやつはガノンドロフ使いを名乗るな。聞いてるか?お前のことだぞ。
熱い勝負を台無しにされると、勝利ポイントうんぬんよりも気持ちが良くない。意図的に切断したガノンは右の親指を切断されるべきだ。二度と魔人拳を放てぬように。
それでもめげずに頑張って、最後の勇者戦は超絶気持ちよかった。CSで復帰ルート絞って空下メテオ。メテオで勝つのが一番気持ちいい。
あとは油淋鶏をつくって米を炊いた。
米を炊いたのマジで半年以上ぶりだ。圧力鍋で炊いた米は本当に美味しい。
油淋鶏を前にして、ハイボールの誘惑を断ち切り米だけで食べた。偉すぎる。今日は私の寿命が10年伸びた日だ。寿命10年伸び記念日。言いづらいのでナシ。10年伸びてないし。
腹もメテオ欲も満ちたので寝ます。
オヤスミ
追加日記 スマホにSuicaが降ってきた
忘れてたので、追加します。
日曜日なんてことの無い1日だと言ったが、嘘だ。革命を起こしてしまった。
タイトルの通りスマホにSuicaをインストールした。PayPayみたいに用意する必要もなく、スマホをかざすだけで改札を抜けられる。完全に魔法。
なぜこのタイミングかと言えば、このまえキャンプに友達と行った際に、その友達の車にICカード入れを忘れてしまい、鹿児島まで運ばれてしまったためである。
友達は送り返すと言ってくれた。正直申し訳ないなーと思っていたら、全然送って来ないし、この前LINEで送られてきた了解の写真の端に写りこんでいてウケた。
これでこそ我が友人。マジで好きだなぁとつくづく思う。丁寧に梱包して即返送してくれるのも嬉しいけど、これくらい適当にやってくれた方が忘れ物した身としては助かる。だから仲良くやれてるのだと思った瞬間だった。
そんなこんなで、友情を感じつつ我がスマホに新たな文明が搭載されました。かがくの ちからって すげー!
オヤスミ